ブログ詳細 賃貸物件を借りる際の礼金とは
2022年12月20日
賃貸物件を借りようと考えたとき、家賃のほかに敷金や礼金という言葉を目にしたことがありますよね。
普段から何となく目にすることはあっても、具体的にどのようなものなのかわからない方もいらっしゃるはずです。
今回は、賃貸物件を借りる際に必要となる礼金とは何か、相場の金額も含めて解説します。
賃貸物件にかかる礼金とは何か？
通常、賃貸物件を借りる際には引っ越し資金や家賃のほかに、敷金や礼金といったさまざまな初期費用がかかります。
礼金とは、文字どおり部屋を貸してくれる大家さんや管理会社に対するお礼として支払うお金のことです。
これに対し、敷金とは契約期間中に滞納があった際の家賃債務や、部屋を汚したり損傷させてしまったときの修理費用の担保として預けておくお金です。
敷金は担保として預けておくお金ですので、退去時に家賃の滞納がなかったり、修繕が必要な箇所が少なかったりした場合には一部が戻ってくるケースもあります。
しかし、礼金はあくまで部屋を借りたお礼として支払うお金ですので、契約終了後も戻ってくることはありません。
また、関西では敷金と似た名目の「保証金」がかかってくるケースもあります。
地方によって初期費用として請求されるお金には名目や用途の違いがありますので、聞き慣れないお金に関しては不動産会社などに確認することが大切です。
賃貸物件にかかる礼金の相場はいくら？
実は、賃貸物件を借りる際に必要となる礼金の相場は、地域によって差があります。
通常、礼金の相場は家賃1か月分、敷金は家賃1か月～2か月分が相場だといわれています。
つまり、初期費用として通常の家賃に加え、2か月～3か月分の費用が必要になるのです。
とくに都会で賃貸物件を借りる際は、敷金や礼金が必要なケースが多いため、部屋を借りる際にはそれなりにまとまった金額が必要になります。
しかし、地方や都心から少し離れた場所に行くと、敷金や礼金がかからない、いわゆる「ゼロゼロ物件」と呼ばれる物件が増えています。
都心から離れた場所や地方などで賃貸物件そのものの需要が少ない場所では、アパートなどを所有していても空室が多くなってしまい、維持費だけがかかってしまうリスクがあるのです。
空室をできる限り避けるために、敷金や礼金をもらわない物件が存在するのです。
ただし、敷金や礼金がゼロだからといって、初期費用がまったくかからないわけではありません。
通常、敷金や礼金がゼロの物件であっても、敷金と同様に原状回復費用として部屋のクリーニング代を設けている物件がほとんどです。
まとめ
礼金とは、部屋を貸してくれた大家さんや管理会社へのお礼として支払うお金です。
礼金の相場は家賃1か月分であることが大半ですが、賃貸物件の中には敷金や礼金がかからない物件も存在します。
ただし、敷金や礼金はゼロであっても、クリーニング代などで別途お金が必要なケースもあるため注意が必要です。
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